シドニー体験談Experiences
体験談 T.Nさん
留学で一番大事なことはその目的を見失わないこと
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お名前 T.Nさん 滞在都市 シドニー 学校 The University of Sydney 留学期間 交換留学/1年間
- 留学しようと思ったきっかけは何ですか?
語学力を向上させたかったということが大きな理由です。小さいころから、街中で外国人を見るたびに遠い国から日本に来てくれていることに対して大きな喜びを感じておりました。彼らと積極的にコミュニケーションをとりたいと感じたことから英語を喋れるようになりたいと強く感じ、日本にいたころは大学の国際交流イベントに参加するなどして外国人の友達を作る努力をしていました。しかし、彼らと会うことが出来るのは、多くても週2回程度で語学力向上という面からは不十分でありました。向上のためには英語を毎日使う必要がある、そう感じ、留学を決意しました。- なぜオーストラリアを留学先として選びましたか?
私は高校生の時に高校の研修でオーストラリアのアデレードという街で2週間留学した経験があります。そこで出会ったオーストラリアの方々が大変親切で、オーストラリアが好きになったということが1つ目の理由です。また、研修の際のホストファミリーが南アフリカからの移民であるということもあり、オーストラリアの文化的多様性を感じたこともあり、留学にはうってつけの環境であると感じたことも理由の1つです。- 留学中大変なことはありましたか。
マーケティングの授業でのグループワークで上手く協力関係を築けなかった事です。その授業ではオーストラリア人と中国人3人のグループでプレゼンを作ったり、レポートを書くという課題でしたが、留学当初私は自らの英語力に自信を持つことが出来ず、グループ内で発言することがなかなか出来ませんでした。結果、グループメンバーからの信頼を得ることが出来ず、グループに貢献していないとメンバーから直接批判させることもあり、大変辛い経験をしました。何かを変えなければならないと感じ、積極的に発言することを決心しました。結果、徐々にメンバ―も自分のことを認めてくれるようになりました。自信をもって英語を話すことは留学においてとても重要だと思います。
- 留学を通して学んだことは何ですか?
私は学生寮や学校での授業を通じて文字通り世界中からの学生と交流することが出来ました。彼らとの交流の中で本当の意味での国際化というものを学ぶことが出来ました。授業が一緒のオーストラリア人はイタリアからの移民で、彼はシドニー郊外に住んでいるのですが、その地区の住民のほとんどはイタリアからの移民だそうです。寮が一緒のイギリス人は大学を卒業した後、オーストラリアに移住する予定だそうです。幼少期に移住を経験したなどということも非常に多くの友人から聞きます。このように海外では日本以上に文化的な多様性に溢れていると強く感じました。- これから留学する人に向けて一言お願いいたします。
個人的に、留学で一番大事なことはその目的を見失わないことだと思います。留学に来る前、私は留学すれば、外国人の友達がたくさんできて英語も自然に上達すると思っておりました。しかし、いざオーストラリアに来て、現地の人と会話をしてみると上手くコミュニケーションを取れないことが多々あり、自分は英語に対する自信を完全に失ってしまいました。一時は英語で話すのが怖い、そういった状況にも陥りました。こういった苦しい状況に陥ったときに留学の目的を見つめなおすということが重要だと思います。自分にとって留学の目的の1つは語学力の向上ということでした。その目的のためには、苦労してでも英語を話す機会を作らなければならないと感じました。自信のない中で英語を話すということは難しかったですが、話していくうちに徐々に上達を感じてきて、自信をもって英語を話すことが出来るようになりました。今では英語での会話を楽しむことさえ出来ています。留学では慣れないことも多くあり、辛い経験をすることが多くあると思います。そういったときには、留学の目的を考え直すということをおすすめします。